おまっとさんです。今回の工事です。
紫陽花が凄く綺麗ですよね。ってそんな事言ってる場合ではなく、この真ん中に見える給湯器が今日の仕事です。工務店さんからの工事依頼で現調なしの一発工事なのですが、こんな情報は聞いてないぞ!まぁいつも通りの展開なので、やるしかない。これくらどうって事ない。さぁ挨拶してから作業しますか、門を開け、扉の前に立ったところにハサミとゴミ袋と手紙があり、もし給湯器を取り付けるのに、木が邪魔な様なら斬って下さいっと書いてあった。僕は斬ってしまうと後でなにか問題になるのはやなので斬らずに出来ますっと言おうと、ピンポンを鳴らす。すると2回の窓からお年寄りの女性が窓を開け、何ですか?と言われた。僕はえ?っと思った。工事に来たのだから、一言挨拶して、ざっと説明するつもりで、これから作業します。木は斬らずに出来ますっと言うと、黙ってちょうだい、あなたは何も分っていないと言われた。その時工務店からお客様は大変コロナを気にしてるから気を付けて下さいと言われてたのを思い出した。もちろん普段からその辺は気をつけてるつもりだし、マスクもしてるしアルコールももっている。でもなにも話さずに作業はできない。
まあそこは察したので、作業始めますとだけ言って作業を開始しようとしたら、木が邪魔なので斬ってくれと、なるほど、僕に気を使ってる体でホントは自分が木が邪魔だから斬って欲しいと言う事か!遠回しだよな〜と思いながらも、了承した。
どれをどらくらい切っていいのかわからず、確認すると、またもあなたはなにもわかってないの?馬鹿なの?って言われた。真顔で馬鹿なのって言われると、ガラスのハートの僕は傷ついたwまあいいまあいい、心の中で呪文をとなえ怒りを抑える。
がしかし、話せないのならどれを切ればいいのだと思った所に旦那さんが出てきた、旦那さんは優しそうな方で。すみませんと頭を下げなが僕にこれとこれを切って下さいと言ってきた。初めから出てきてよ。と心の叫びが口から出そうになったのを呑み込んだ。
よーし準備は整った。切るぞ〜っとその矢先に2階から注文が飛んできた、今度は何じゃーい。段々僕も穏やかではなくなってきた。
それは切らないで、そこはこうして切って、2階からマウント精神で僕に言ってくる、段々呪文の効力が無くなってくる。ヤバい、理性かある内に切らねば、そこから先はほぼ覚えてなく、切ってしまった。
ようやく本来の作業に取りかかれる。
作業自体は大変じゃな。いつ通り水が回らないようにコーキングして、アンカーを打ち強固に給湯器を吊る。
蚊取り線香と紫陽花ってなんかいいですよね。のどかです。今の所はw
こんな感じで外は仕上げました。
失礼します。っと小声で恐る恐る家の中に入りリモコンを取り替えます。遠くの方で、なんで入って来るのって声が聞こえた。無視しようとしたがそうもいかない。僕は家に入らなければリモコンが取り替えられないと言うと、あなた何回も言わせないで、話さないでと言われた。既に僕の、理性はなくなりかけてた、いつの間にか旦那さんは何処かに消えてる。多分僕と話すなっと言われて部屋に籠もってしまったのだろうwやれやれだ。
そんなこんなもありながらいきを潜めながらリモコンを交換する。
まぁリモコンを取り付けるのは朝飯前。バッチリ!
これで工事は完了。さーて、これから試運転して、お客様に取り扱い説明しなければならない。う~ん取り敢えず試運転をしようと。燃焼確認とお湯はりの設定時計の設定その他色々。お湯はりをするのに15分位はかかる。いつもならその間に外に出て片付けをしているのだが、この現場は違う一回外に出てしまったらまた入ってきた時何言われるかわからない。それならここでお湯がたまるまでここで見ていようと思った。5分、10分と待っていると奥の方から何でそんなところにいるの、なんでそんなに時間かかるの?あなたへんな給湯器売ったんじゃないでしょうね?あなたみたいな職人見た事ない。
試運転を終えると、取り扱い説明書をテーブルに置き僕はその場をさった。
暫くして、工務店の社長に完了報告をした。酷い現場でしたよ。あんな事言われたの初めてですよ。すみませんと社長は苦笑してた。
堀さん、この現場もう一台とガスコンロの取替があります。またお願いしますね。えっ僕は苦笑するしかなかった。